
毎日のように身につけているブラジャー。
でも、
「ブラジャーって、どんなパーツでできている?」
と聞かれると、意外と知らない方も多いのではないでしょうか。
私は33年以上、ランジェリーの企画・デザイン・パターン・生産など、
作る側からブラジャーに関わってきました。
お客様にブラの作りについてお話しすると、
「そんなに細かく作られているんですね」
と言われることがあります。
ブラジャーは、カップだけでできているわけではありません。
いくつものパーツが組み合わさって、バストを支えています。
今回は、ブラジャーの基本的なパーツを見ていきましょう。

カップ
バストを覆う部分がカップです。
フルカップ、3/4カップ、1/2カップなどがあり、バストを覆う面積や特徴が違います。
私はそれぞれの特徴を、
フルカップ=「上げる・包む」
3/4カップ=「寄せる」
1/2カップ=「支える」
とお伝えしています。
同じサイズでも、カップの形によって着けたときの違いがあります。

ワイヤー
ワイヤー入りのブラでは、カップの下にワイヤーがあります。
ブラを選ぶときに大切なのが、自分のバストの輪郭とワイヤーが合っているかどうか。
同じブラサイズでも、ワイヤーの形が違えば身体との相性も変わります。
私はフィッティングするときにも、バストの輪郭とワイヤーが合っているかを確認しています。

前中心
左右のカップの間にある部分が前中心です。
「前中心が浮く」
「前中心が当たって気になる」
という場合は、
サイズだけでなく、バストの形や身体とブラの形との相性も確認します。
小さな部分ですが、フィッティングでは確認したい場所のひとつです。

土台(アンダーベルト)
ブラを身体に安定させる部分が土台です。
私は「土台」と「アンダーベルト」を、ほぼ同じ部分としてお話ししています。
ブラというとカップに目が行きやすいのですが、バストを支えるためには土台も大切です。
そして、この土台からストラップへとつながっていきます。

ストラップ
ストラップは、ただ肩にかけるためのものではありません。
土台からストラップまでがつながることで、
バスト全体をきれいに支えて安定させます。
そのため、バストの大きさによってストラップの太さが違うこともあります。
さらに、カップの種類によってストラップの位置にも違いがあります。
ストラップは小さなパーツに見えますが、ブラの中で大切な役割を持っています。
このストラップについては、別の記事で詳しくお伝えします。

ホック
ブラの後ろにあるホックは、アンダー部分のフィット感を調整するときにも使います。
新品のブラだからといって、
必ず決まった位置で留めなければいけないわけではありません。
その人の身体に合う位置で留めることが基本です。

サイドボーン
ブラによっては、脇部分にサイドボーンが入っているものがあります。
ただし、すべてのブラに入っているわけではありません。
サイドボーンが入っているブラもあれば、入っていないブラもあります。
ブラの構造は、商品によって違います。

ブラはいろいろなパーツが組み合わさってできている
カップ、ワイヤー、前中心、土台、ストラップ、ホック。
そして、ブラによってはサイドボーン。
ブラジャーは、ひとつのパーツだけでバストを支えているわけではありません。
いくつものパーツが組み合わさって、ひとつのブラジャーになっています。
パーツの名前をすべて覚える必要はありません。
でも、少し構造を知っているだけでも、
「このカップはどんな形?」
「ワイヤーは私のバストに合っている?」
「ストラップはどこについている?」
と、ブラを見る視点が変わってきます。
私は「知らないことは損」だと思っています。
知ることで、ブラを見る視点も選択肢も増えていくからです。
毎日身につけているブラジャー。
次に手に取るときは、カップだけではなく、
ストラップや土台などにも目を向けてみてくださいね。

引き続き
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