
私は33年以上、ランジェリーのデザインや商品づくりに関わってきました。
長く続けていると、
「女性はこんな下着を求めているのでは?」
「この年代なら、こういうものがいいのでは?」
と、これまでの経験から考えることができます。
でも、経験が長いからこそ気をつけたいと思っていることがあります。
それは、作る側だけで女性の気持ちを決めつけないことです。
だから商品を作る前に、私は女性たちの声を聞くことを大切にしています。
実際に聞いてみると、
私が思っていたこととは違う答えが返ってくることがあります。
33年以上デザインをしてきても、
直接聞かなければ分からないことは、まだまだあるのです。

商品を作る前に「下着をどれくらい意識していますか?」と聞く
私が女性たちに聞いているのは、商品についての希望だけではありません。
たとえば、
「普段、下着をどれくらい意識していますか?」
「下着を身につけることで、気分が上がることはありますか?」
そんなことも聞きます。
「どんな色が欲しいですか?」
「どんなデザインが欲しいですか?」
と商品そのものについて聞くことも大切です。
でも、その前に知りたいのは、その人にとって下着がどんな存在なのかということ。
毎日身につける下着をどう考えているのか?
下着によって気持ちが変わることがあるのか?
実際に身につける女性の声を聞くことで、
作る側だけで考えていては見えなかったことが見えてきます。

「歳だから」と諦めているわけではなかった
実際に女性たちの声を聞いて、私が感じたことがあります。
それは、私が思っていた以上に、
「もう歳だから」
と、いろいろなことを諦めているわけではなかったことです。
女性らしさを大切にすること。
自分を磨くこと。
そして、自分自身に投資すること。
年齢を重ねたからといって、そうした気持ちまでなくなるわけではない。
これは、実際に声を聞いたからこそ、改めて気づいたことでした。
作る側が年齢だけを見て、
「この年代なら、きっとこうだろう」
と決めてしまってはいけない。
商品を作る前に、
その商品を身につける女性本人の声を聞くことが大切だと感じています。

下着は「プレゼントされるより、自分で決めて買いたい」
もうひとつ印象に残ったのが、下着の選び方についての声です。
「下着はプレゼントされるより、自分で決めて買いたい」
というものでした。
下着は、とても自分に近いものです。
何を身につけるのか?
どんなものを選ぶのか?
それを自分で決めたいと思っている女性がいる。
この声も、商品を作る側として、とても大切だと思いました。
作る側が「これを着てほしい」と考えるだけではなく、女性自身が、
「私はこれを選びたい」
と思えるものを考える。
そのためにも、まず女性が何を考え、何を大切にしているのかを知る必要があります。

33年以上デザインしてきても、分からないことはある
33年以上この仕事をしていると、もちろん経験は積み重なっていきます。
デザインについても、商品づくりについても、長く関わってきたからこそ分かることがあります。
でも、
長くやっているから、女性のことも全部分かっている。
そうは思っていません。
むしろ、経験を重ねるほど、自分の中の「こうだろう」が増えてしまうこともあると思います。
だからこそ、直接聞く。
「普段、下着をどう思っていますか?」
「下着で気分が上がることはありますか?」
実際の声を聞くことで、自分が持っていた考えを見直すことができます。
これは33年以上デザインしてきた今も、私にとって大切な学びです。

作りたいものより、「選びたい」と思えるものへ
商品を作るとき、デザインする側には当然、
「こんなものを作りたい」
という思いがあります。
でも、それだけで商品を作るのではなく、
実際に身につける女性がどう感じているのかも大切にしたい。
年齢を重ねても、女性らしさを大切にしたい。
自分を磨きたい。
自分自身に投資したい。
そして、身につける下着は自分で決めて選びたい。
実際に女性たちの声を聞くことで、そんな思いがあることを改めて知りました。
だから私は、商品を作る前に女性の声を聞きます。
33年以上デザインをしてきた経験を生かしながらも、経験だけで答えを決めない。
作る側の「こうだろう」ではなく、
身につける女性の「こうしたい」を聞く。
これからの商品づくりでも、大切にしていきたいと思っています。

引き続き
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