
私は33年以上、ランジェリーの仕事に携わってきました。
メーカーでランジェリーの商品企画をし、
デザインを考え、素材を選び、着け心地を考えながら、
たくさんのランジェリーを作ってきました。
ランジェリーを「作る側」として過ごしてきた時間は、
私の仕事の大切な土台になっています。
でも今、ランジェリースタイリストとして
お客様と直接お会いするようになって、
以前とは少し違うことを考えるようになりました。
それは、
ランジェリーは「売ること」よりも、その人がどう感じるかが大切。
ということです。

作る側にいた頃は「いい商品を作ること」を考えていました
メーカーで商品企画をしていた頃は、
「どんなデザインなら喜んでもらえるだろう」
「どんな素材なら着け心地がいいだろう」
「どんな機能があれば身体をきれいに見せられるだろう」
そんなことを考えながら商品を作っていました。
もちろん、それは今でもとても大切なことだと思っています。
でも、どれだけ考えて作られたランジェリーでも、
すべての女性に合うわけではありません。
身体の形も違えば、バストの柔らかさも違う。
年齢による変化もあります。
そして何より、
「好き」と感じるものも、一人ひとり違います。

お客様と接するようになって気づいたこと
ランジェリースタイリストとして、
これまで350名以上の女性のランジェリー選びをサポートしてきました。
そこで何度も感じたのが、
「このブラがいいですよ」と商品をすすめるだけでは、
その方にとって本当にいいランジェリー選びにはならない、
ということでした。
サイズが合っていても、
「このデザインはあまり好きじゃない」
ということもあります。

逆に、
「こんなデザイン、私には無理だと思っていました」
と言っていた方が、実際に着けてみると、
鏡の前でパッと表情が変わることもあります。
その瞬間を見るたびに、
ランジェリーって、身体だけではなく気持ちにもこんなに影響するんだな
と感じます。

「何を売るか」ではなく「今のあなたに何が合うか」
だから私は今、
特定のランジェリーを売ることを目的にしていません。
私が大切にしたいのは、
「今のあなたの身体には何が合うのか」
そして、
「あなた自身が何を心地いい、好き、と感じるのか」
を一緒に見つけることです。
40代、50代になると、
若い頃とは身体も少しずつ変わってきます。
「昔と同じサイズなのに、なんだかしっくりこない」
「以前好きだったブラが苦しく感じる」
「何を選んだらいいのかわからなくなった」
そんな声もよく聞きます。
でもそれは、
ランジェリーを楽しめなくなったということではありません。
今の自分に合うものを、もう一度見つけていけばいい。
私はそう思っています。

33年以上ランジェリーに関わってきた今だから思うこと
作る側にいたからこそ、
ランジェリーにはたくさんの工夫や技術が詰まっていることを知っています。
そして、お客様と直接接するようになった今は、
そのランジェリーを着けた女性が、
どんな気持ちで一日を過ごすのか?
そこまでが「ランジェリー」なのではないかと思うようになりました。
誰かに見せるためではなくてもいい。
高価なものでなくてもいい。
流行っているものでなくてもいい。
朝、ランジェリーを身につけたときに、
「今日の私、ちょっといいかも」
と思える。

そんな一枚に出会えたら、
毎日はほんの少し変わるかもしれません。
だから私はこれからも、
「これを買ってください」ではなく、
「あなたは、どんなランジェリーを身につけていると心地いいですか?」
と聞ける人でありたいと思っています。
いくつになっても、
ランジェリーで心と身体を美しく。
33年以上ランジェリーに携わってきた今、
私がいちばん大切にしたいことです。

引き続き
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ランジェリースタイリスト♡みや








